昨年暮れから世界中で猛威を振るっているコロナウイルス。私たちは前代未聞の状況を迎えているといっても過言ではありません。そんな中で結婚を決めたおふたりは、きっと「結婚式や披露宴をしていいのか…」と迷ってしまうのではないでしょうか。
簡単に答えが出ることではありませんが、新しい生活様式を踏まえたスタイルの結婚式という選択肢があります。先輩花嫁さんたちはWithコロナでどんな結婚式を挙げたのか、実例をご覧ください。
(文:かねこゆかり)
1.参列してくれたゲストに安心してほしい マスクケースや消毒液を配布
こちらの結婚式では新郎新婦さんがゲストにマスク、マスクケース、消毒液をお配りしました。ゲストとしても結婚式は喜ばしいしお祝いしたいけれど、同時にコロナへの不安は持っているはずです。マスクはもちろんですが、消毒液もあわせて配ることでさらに安心感を持ってもらえました。 1テーブルの人数も6名とこれまでより絞り、しっかりソーシャルディスタンスを取っています。披露宴ではお食事やゲスト同士の会話も楽しみのひとつです。でも、幸せな披露宴が悲しいきっかけにならないためには楽しむための対策は必要。マスクを着用しての会話や消毒液の使用、少人数での会話をゲストにお願いしていきたいですね。
2.withコロナの時代に合わせて 演出やサービスを少し工夫
ウェディングツリーや結婚宣誓書にゲストから指でスタンプをしてもらう演出はここ数年すっかり定番になりました。来てくれたゲストからの祝福が目に見える形になるので、新郎新婦も
でもこのwithコロナの時代、他の人が触ったとはっきりわかる場所を一緒に触るのはちょっと抵抗がある人が多いはずです。ましてスタンプ台は簡単に消毒できる場所ではありません。そこで、こちらの新郎新婦さんは指ではなくスタンプでウェディングツリーに捺印してもらうことに。1回1回しっかりとスタンプを消毒して、感染対策をしました。
さらに披露宴のお楽しみのデザートビュッフェ。ただ、スイーツをもらいに行くときにゲスト同士が密になりがちですし、トングの使い回しも気になるところです。それでもデザートビュッフェでゲストから喜んでもらいたいという気持ちだってありますよね。そこでスイーツの取り分けはスタッフが行い、席を立つ際には必ずマスク着用をゲストにお願いしました。 withコロナの時代でも楽しい演出をすべて諦める必要はありません。感染リスクをしっかり下げる工夫をして、おふたりのしたい演出を取り入れていけるといいですね。
3.やむを得ない欠席があるかも ゲストと連絡を密にとって
結婚式は冠婚葬祭として欠席はやむを得ない場合を除いてマナー違反、と以前は言われてきました。でもwithコロナの今、それぞれの状況や職業、考え方などによって結婚式への参列を断念せざるを得ない人はどうしてもいます。いちど出席でお返事が返ってきても、状況が変わって欠席になってしまうゲストも残念ながらいるかもしれません。
欠席の連絡はおふたりからするとできるだけ早くもらいたいものですが、ゲストの立場からすると「申し訳なくてなかなか言いづらい…」と連絡をためらってしまうもの。結婚式準備で忙しい時期ではありますが、ゲストにできるだけこまめに連絡を取り、近況を聞いてみるのがおすすめ。また、招待状などに返信後欠席にしても良い、その時には早めに連絡が欲しいという文章を添えるのも心配りが感じられて素敵です。
4.写真だけじゃない、新しい結婚式の形を フォトウェディングに素敵なお食事をプラス
挙式や披露宴までは難しいけど、“いま”結婚式が挙げたいというおふたりにおすすめしたいのがフォトウェディングです。フォトウェディングというとアルバムの写真を撮るだけというような印象はありませんか。こちらのフォトウェディングは【時間も会場も楽しんでもらう総合型のフォトサービス】。写真に重きを置いた、おふたりのための結婚式です。3種類の撮影スペースや神戸らしさを感じるロケーション、こだわりのドレスとタキシード、プロによる魅力を引き出すヘアメイクと写真をご提案します。さらに和装、洋装プランともに撮影後は豪華なお食事付きです。
撮影に少人数のパーティーやご会食がついたプランもご用意しています。親しい人のみの少人数の披露宴などにもおすすめ。
できあがった写真がおふたりの記念になるだけでなく、撮影そのものがおふたりの特別な時間になる新しいフォトウェディング。
5.実施も延期も正解だから 不安は何でもプランナーに相談を
結婚式を実施するか延期するか、正解はありません。新郎新婦さんやご家族、ゲストの状況で変わってきます。でもひとつ言えるのは、姿の見えない“世論”“世間”にむやみにおびえることだけはしないでほしいということ。もちろん万全の感染対策は必要ですし、おふたりだけでなくご家族やご親族の意向もあるでしょう。でも「世間的にどうなのかな」というのは気にしすぎる必要はありません。 おふたりとゲストが幸せで楽しい時間を過ごせるよう、プランナーはじめスタッフはさまざまな対策を講じています。不安があれば何でもご相談ください。一緒に結婚式に向けて進んでいきましょう。